Q:なぜ酪農ヘルパーは必要なのですか?
A:酪農家の休日を確保するために必要な大切な存在です。乳牛を飼養している限り、酪農家は朝・夕の搾乳作業を一年中行わなければなりません。そのため、休日をなかなかとることができず、ゆとりを持てなくなってしまいます。酪農ヘルパーは、酪農家が冠婚葬祭・旅行・休息のために定期的に休日をとりながらゆとりある経営ができるよう支えているのです。
Q:酪農ヘルパーになるためにはどうしたらよいですか?
A:道内86の酪農ヘルパー利用組織のうち募集のある利用組織に直接連絡をとり、順次面接を行います。双方の条件が合致すれば、利用組織の職員として採用されるのが基本です。(詳しくは各利用組織のページをご覧ください。)
Q:酪農ヘルパーはアルバイトやパートと違うのですか?
A:酪農ヘルパーは、アルバイトやパートとは違います。基本的には利用組織の職員として採用されます。組合により保障内容などは異なりますが、道内のほとんどの利用組織が各種保険を完備しており、安心して働くことができます。(詳しくは各利用組織のページをご覧ください。)
Q:酪農未経験者でも酪農ヘルパーになることができますか?
A:道内外から酪農ヘルパーを志す人はおり、もともと経験者の方が少ないくらいです。ただ、休暇中の酪農家に代わり牛の世話をするという責任ある仕事ですから、作業をしっかりと身に着けなければなりません。そのために利用組織、酪農家がしっかりとバックアップをしてくれるので、酪農未経験の方でも「やる気」さえあれば大丈夫です。
Q:どのような人が酪農ヘルパーに向いていますか?
A:安心で安全な牛乳を搾るためにはまず牛からの信頼を得る必要がありますから、「動物が好き」というのは、酪農ヘルパーをこなす上で大きなプラスになります。また、酪農家としっかりコミュニケーションをとる姿勢を持ち、信頼関係を作り上げていくことも大切です。酪農ヘルパーへの信頼があって初めて、酪農家は安心して休日を楽しむことができるのです。
Q:女性でも酪農ヘルパーになることができますか?
A:現在、全道86組織の専任ヘルパーのうち約15%は女性です。(2020年8月現在) 男性が多いですが、それに負けないくらい活発な女性たちが大いに活躍しています。
Q:勤務時間や休日はどのようになっていますか?
A:出役する酪農家の規模等にもよりますが、朝・夕それぞれ4時間ほどです。搾乳は毎日朝夕行わなければならないので、朝5時~9時、夕5~9時といったスケジュールが主となっています。組織により、一件の酪農家で同日の朝・夕の出役、または夕、翌朝の出役というパターンで行っています。休日は平均月6日程度となります。(詳しくは各利用組織のページをご覧ください。)
Q:勤務時間外の日中はどのように過ごせば良いのですか?
A:朝夕の勤務時間以外は、勤務時間外となります。各自買い物にでかけたり、家でゆっくり過ごしたりとさまざまで、自由に活動することができます。
Q:給料や福利厚生はどのようになっていますか?
A:給料は酪農家からではなく、所属する利用組織から支払われることになります。手当や福利厚生も利用組織により異なりますが、携帯電話の支給、自動車の貸与の有無なども利用組織により異なります。(詳しくは各利用組織のページをご覧ください。)
Q:新規就農に興味があるのですが・・・。
A:酪農ヘルパーの経験を糧として新規就農する方は多くいらっしゃいます。酪農ヘルパーは新規就農を目的とした事業ではありませんが、この経験が自分の夢へのステップとなれば素晴らしいですね。